陰陽
地球上のすべてのエネルギーは陰と陽の性質を持っています。太極図の白い部分の陽と、黒い部分の陰は万物の2つの側面を象徴してます。その陰と陽の要素は根本的に異なるがお互いに依存しています。
その2つの力の概念とは宇宙の基礎となるもので、すべてはそこから形成されると考えられています。
八卦
八卦は実線と破線(この2種類の線を爻(こう)という)の組み合わせで出来た符号で、紀元前4500年頃に生まれた伏羲(ふっき)によって発明されたといわれています。
それぞれの符号は、乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地)を示してます。この八卦の爻の実線は陽を象徴し、破線は陰を象徴しています。
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八卦の配置法は「先天八卦」と「後天
八卦」の2通りがあります。「先天八卦
」の配置は自然現象や自然の力を象
徴しています。その後、紀元前1000年
頃に生まれた文王によって「後天八
卦」の配置に換えられました。
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それは四季の変化を象徴しているといわれています。
八卦はそれぞれいくつかの意味、基調、シンボルなどを持ち複雑な事柄を象徴するために用いられています。
本命卦
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本命卦とはその人の生まれ持った特性で八卦に割り当てて象徴することが出来ます。
八卦を特定することで、その人の五行や吉方位など、それぞれの八卦の意味を表します。
あなたの本命卦は?
生年月日と、性別が判ればで算出できます。
立春を起点としてますので、生まれた年により違いはありますが2月4日、5日生まれの人は生まれた時間により本命卦が変わりますので注意が必要です。
*例えば1977年4月1日生まれの女性の場合*
本命卦は坎(かん)です。
| 卦名 | 番号 | 方位 | 五行 | 家族 | 性質 |
坎(かん) | 1 | 北 | 水 | 次男 | 水 |
以上のようにその本命卦にまつわる番号、方位、五行、家族、性質などがあり、その本命卦を象徴しています。
これらは風水にて調整を行うときにも関係し、重要な情報となります。
三元九運
周期(180年) |
上元(60年) | 中元(60年) | 下元(60年) |
一運(1864~1883) | 四運(1924~1943) | 七運(1984~2003) |
二運(1884~1903) | 五運(1944~1963) | 八運(2004~2023) |
三運(1904~1923) | 六運(1964~1983) | 九運(2024~2043) |
三元九運では180年が1周期と考えます。180年に一度、すべての太陽系の惑星が一直線になるという事が基になっています。1周期のうち上元、中元、下元という3つの60年周期に分かれ、さらにそれぞれ3つの20年周期に分かれて「運」と呼ばれ、一運から始まり九運で終わります。
この暦は紀元前2637年に始まり現在まで続いています。現在は八運(2004~2023)で八卦の艮(山)で表されます。それぞれの運は運の番号に表されている卦の影響を受けています。
巒頭と理気
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巒頭(らんとう)と理気とは風水におい
て、ある場所を看るときに考慮しなけ
ればならない2つの領域の事です。
「巒頭」とは環境の中にある物理
的な形で判断を行います。
目に見える物すべて、山、川、道などや「郭璞」が述べている風と水の条件などがその幸運に影響します。
「理気」とは目に見えない「気」のエネルギーがどのようにその環境の時間と空間に影響を与えているかを判断します。正確
な方位やそれに関する時間などがその幸運に影響します。
陰宅
陰宅とは先祖代々の墓のことで、陰
宅を看る風水の中で古典的な流派
で最も影響力がある流派としては
「三元派」と「三合派」の2つです。
「三元派」は環境における時間の経過の影響を重視してます。「三合派」はその環境において、時間にはとらわれずにそれぞれの配置やその関係を重視しています。
陽宅
陽宅とは住居のための家のことで、陽宅を看る風水の中の代表的な流派としては「八宅派」と「玄空飛星派」です。
「八宅派」はその人の出生年や性別を基に割り当てられた本命卦のもつ方位とその建物・空間との関係を重視してます。
「玄空飛星派」はその建物のもつ方位や建築年数などのように時間による変化も考慮して、その空間と時間との関係を重視しています。
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